
<楽天2-5日本ハム>◇19日◇楽天モバイルパーク
パ・リーグ首位の日本ハムが前半戦ラストカードで白星発進した。
新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
-2ケタ勝利の伊藤投手について
「とりあえず伊藤くんがね、2ケタ。まあまあクリアはしましたけど、今日完投できなかったのは本人のミスですね。球数が多いっていうことで、これは反省してもらわないと、完投王国の一員としてはね。よかったね、万波くんが。あの1本でまたガラッと(打撃が)変わったでしょ。最後のライトフライなんかめちゃくちゃよかったですもんね。ちょっと安心しました」
-万波は最初の2打席とはどう違う
「それはマジで、本人に今すぐ聞いて! 何が変わったのか。突然だから、もう。本人に聞いてください。『前の打席と何が違ってたの』って。あと(田中)正義くん、いいね。あの力感のない、腕だけがしなって、いや安心できますよ、もう。伊藤くんから代わって。今、中継ぎの投手が良くなってきてるから。上原くんにしても玉井くんにしても。あと見といてください。8回、満塁で郡司くんに代えた奈良間くんに(打席が)回ってきたりして。全国の“監督さん”たちは『なんで代えるんや! あそこで郡司回ってきただろ』とか言い出す、野球を知らない人間が。どんだけ中継ぎ陣がいいんやっていう。守りで勝てるチームになってるんで」
-田中正義は8回と9回で違う感じが
「8回の顔になってきたね。9回だとなんかちょっと顔がひきつって、無理やり笑顔を出してる感じだけど。8回はなんか自然に『僕に任してください』みたいな表情でいてくれてるんで。8回合ってますよね。僕、8回のピッチャーがめちゃくちゃ大事だと思ってるんですよね、9回よりも。9回はプレッシャーありますけど、8回はいろんな場面でいかないといけないでしょう。年俸が上がるべきだと思うポジションは7、8回ですよね、僕の中では。今日はね、矢沢くんが今バッティング調子いいでしょ? この球場は風がちょっと難しいんです。だから五十幡くんの守備の方が安定感があって。もうわからん、どっち(矢沢か五十幡か)か。迷って迷ってもう最終的には3本勝負のじゃんけんで決めました。五十幡くんが勝って、2-1で。したら打ってくれたっていう。もう今ね、厚すぎて層が、わからん。じゃんけんが一番いいのかな。それかもうガラポン? ちゃんと監督室に飾ってますよ。いつでもいいように」
-6回の伏見のエンドランもよかった
「ちょっとバットが出てきてないんで、バットを出せてない状態だったんで。ちょっと初球にエンドランでバット出させようと思って。そしたらヒットが出て、その後もヒットでつながったから。振れてない選手にはエンドランを出すケースはちょっとありますね。でも、ここからはどんな選手でもセーフティーもあれば、一、二塁でのバントもあれば。いろんな作戦を使って、ピッチャーがいいだけに、1点は取りいきたいですね」
-初回のレイエスの安打も大きかった
「あの、ライト前? (記録は中前)アレでかかったです、本当に。今日のライトのホームランもね、めちゃくちゃ右手離れたけど。もういっか。『打てるんだったらもう任せます』と。悪くなった時にまたね、伝えてあげればね」
-貯金21までギリギリ首の皮一枚つながった
「今もうあまり興味ない。もうその付近にいってるから。目標はそこなんですけど。その付近にいってしまえばもう計算通りなんで。その『21』がもう絶対じゃないんで。十分でしょう。あと2つ勝ったら? 『21』か。大丈夫です。もう1勝1敗ぐらいの気持ちでね…2勝とりにいきます」