
<中日7-2DeNA>◇19日◇バンテリンドーム
中日がDeNAに逆転勝ちし、5年ぶりの7連勝をマークした。立役者は細川成也外野手(26)、ジェイソン・ボスラー外野手(31)の4番、5番コンビだ。2点を追う5回1死満塁でボスラーが中前へ同点2点適時打。6回1死満塁で細川が左前へ決勝の2点適時打を放った。
細川の7月の月間打率は3割5分3厘、3本塁打、12点。ボスラーも7月は打率3割5分1厘、3本塁打、13打点。今月のチーム55得点の45%、25点を2人がたたき出している。細川は「いい打者が後ろにいるので自分も考えて打席に立てる。いい流れ」と話す。
ボスラーはようやく日本の野球に慣れてきた。松中打撃統括コーチによる後方に立ち、前に歩きながら置きティーを打つ練習で、一連の流れの中で球をとらえるスムーズなフォームになった。前半戦で不振だった元メジャーは日本式の練習で数字を残せるようになった。井上監督は「うまいこと機能している」と話し「2点先制されてもいけるという雰囲気がある」と、勢いを感じている。7連勝中、すべて試合前に声だしをしているラッキーボーイの児玉通訳に、ボスラーはお立ち台でもらったドアラ人形をプレゼント。借金4。この勢いで6年ぶりの8連勝を狙う。【石橋隆雄】