
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」を更新。PL学園(大阪)の後輩で阪神やロッテで活躍した今岡真訪氏(50)とのコラボ動画でDeNAに電撃入団した元阪神の藤浪晋太郎投手(31)について語った。
藤浪は高卒1年目に10勝を挙げ、3年連続の2桁勝利をマーク。だが4年目の16年から不安定な投球が続き、以降は2桁勝利がなかった。宮本氏は16年に阪神2軍コーチを務めていた今岡氏へ、藤浪入団の期待と不安を質問した。今岡氏は「本来はタイガースに戻ってきてほしかったっていうのが僕だけに限らず、思うことなんですけど」と前置きした上で「ストライクさえ入れば、今も昔も間違いなくいい球がある」と話した。
入団会見によると阪神からのオファーはなかったといい、その背景についても考察。宮本氏は「実際ピッチャーいるからねえ」と先発の才木や村上、中継ぎは及川、抑えは岩崎と投手層が厚いため、古巣復帰とはならなかったと予想した。
さらに獲得に動いたDeNAの狙いも考察。宮本氏はデータの動作解析にたけたチームカラーが合うと判断したのではと話した。だが「ここで僕1つ引っかかるのは、彼が素直に聞くかどうか。これを素直に受けて直せるのであれば戦力にはなるという感じはする」と述べた。2人は興行的な部分で盛り上がることは間違いないと話し、さらに入団会見で甲子園でブーイングがなければよいと話していた藤浪に対して「俺ら的にはガチャガチャっとやった方がおもしろい。ただ頭の方に投げたらダメだけどね」と笑顔で話した。セ・リーグでプレーした選手が、同リーグのライバル球団に入団するおもしろさを語り「阪神がオファーを出していないなら何も問題はないし、盛り上がっていいかなと思いますけどね」と振り返った。