
<ドジャース0-2ブルワーズ>◇18日(日本時間19日)◇ドジャースタジアム
連覇を狙うドジャースが、ナ・リーグ中地区2位のブルワーズに再び完敗した。
後半戦の初戦。「1番DH」で出場した大谷翔平投手(31)は4打数無安打に終わった。第3打席は6回1死一塁から一ゴロで全力疾走せず併殺打になるところだったが、相手の悪送球で残塁。その後、今季13個目の盗塁を決めた。スライディングをした際には相手捕手の送球が腹部に当たり、痛がる様子を見せたものの、ロバーツ監督は「ショウヘイは大丈夫だ」と、次戦の出場も示唆した。
敵地での3連戦に続き、ブ軍相手に今季4連敗。ロバーツ監督は「相手のピッチングが素晴らしかった。いろんな球種を交え、質のいい投球をしていた。ほとんど失投がないし、四球も出さない。とにかく投球内容が良かった」と、相手の投手陣をたたえた。
大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオが4試合で43打数6安打(打率1割4分)と機能していない。この日は3番フリーマンが二塁打を放ったが、得点にはつながらず。大谷、ベッツが無安打で流れを変えられなかった。機動力と長打で得点し、守り勝つのがド軍の強みでもあるが、ブ軍にお株を奪われる戦い方で連敗。僅差でリードを許す展開となり、守護神メギルを軸としたブ軍の盤石リリーフ陣を前に沈んだ。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)