
<高校野球兵庫大会:兵庫工7-0須磨東(7回コールド)>◇19日◇4回戦◇ベイコム野球場
14年ぶりに夏32強入りを果たした須磨東の快進撃が4回戦でとまった。
須磨東の先発のマウンドに上がったのは技巧派左腕・曲(まがり)真之介投手(3年)。大きく曲がるカーブとキレのある直球を武器に5回の3者連続三振を含む計9個の奪三振を奪った。しかし、兵庫工の粘り強い打撃に7失点を喫し、勝利には至らなかった。
曲はこの試合を含め、3試合すべて完投。1人でマウンドを守り抜いた。試合後に「悔しいという思いがあるけど、この仲間とここまでやってこられたのが素直にうれしい。守備がしっかり守ってくれて、ベンチもスタンドも応援してくれたおかげでここまで投げることができた。本当に感謝したい」と振り返り、やりきった表情で高校野球の3年間を終えた。【佐藤奨真】