
<ドジャース0-2ブルワーズ>◇18日(日本時間19日)◇ドジャースタジアム
ドジャース専属の地元放送局「スポーツネットLA」女性リポーターのキルステン・ワトソンさんが、この日までに米メディア「ESPN」のインタビューに応じ、大谷翔平投手(31)が見せる取材対応での気遣いを明かした。
ワトソンさんは、シーズン中はチームに同行。日ごろから接することも多い大谷について「ものすごい注目を浴びながら、上手に立ち回ることが興味深いんです。その姿勢は本当に尊敬しますよ。本当にすべてを整理しているんです」と話した。
つづけて、大谷のインタビューでの特徴を説明。「彼は自分が特定の選手に注目を集めると、その選手にも報道陣が殺到することを理解しています。試合は毎日ありますから、それが負担になるんです。だから彼は常にチーム全体の視点で話すんです。誰か個人について話すことはしません。それがどんな影響を及ぼすのか理解しているからです」と話した。
番組MCは、「ショウヘイは常に注目を集める。ムーキー(ベッツ)とかフレディ(フリーマン)は一緒にプレーするのが大変なんじゃないの?」と疑問を呈した。これにワトソンさんは「他のチームなら難しいかもしれませんね。自分がスターでいたいとか、スター扱いに慣れている選手がいたら、彼(大谷)がすべてを持っていくから難しいと思います」と話した。
ドジャースならではの空気についても明かし「でも、ドジャースのクラブハウスっていつもそういう雰囲気じゃない。ドジャースは謙虚なスターを引き寄せるんです。彼らは才能にあふれているし、殿堂入り間違いない選手もいますけど、シャイみたいな感じ。『俺がスターだ』みたいな雰囲気はないんです」と明かした。