
<高校野球千葉大会:習志野6-0銚子商>◇19日◇3回戦◇千葉県総合スポーツセンター野球場
習志野は投打がかみ合い、2年ぶりに3回戦を突破した。
公式戦初登板となった先発・中原瑛心投手(3年)は右下手から120キロ台の直球と80キロ台のカーブを中心に、緩急を生かした投球で銚子商打線に的を絞らせなかった。「真っすぐはそこまで速くないんで、コントロールを磨いてきた」と言葉どおり、9回で与えた四球は2つ。6安打無失点の投球を見せた。
打線は初回、相手の暴投、林響己外野手(2年)の中犠飛で2点を先制すると、2回には主将・岡田諒介内野手(3年)の適時打で追加点を挙げた。
小林徹監督(63)は、甲子園優勝経験のある伝統校との一戦に「(銚子商は)千葉県をリードしてきたチーム。ユニホームを見ても重みを感じる。夏に銚子商と当たるのは特別な考えがある」と話した。
注目の試合に、3回戦ながら多くの観衆が詰めかけた。内野席は満員となり、外野席が開放された。