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【ロッテ】不運の上田希由翔、プロ初ホームランも大ファンの櫻坂46山﨑天との直接対面も幻に


ソフトバンク対ロッテ 6回表ロッテ無死一塁、上田は右越え2点本塁打を放つもこの回途中でコールドとなり、本塁打は幻となる(撮影・岩下翔太)

<ソフトバンク2-2ロッテ>◇17日◇北九州

ロッテ上田希由翔内野手(23)が記録に残らない“プロ初ホームラン”を放った。2-2の6回無死一塁からフルスイングした打球は右翼ポール際へ勝ち越しの2ランとなった。

「がむしゃらにいきました。同点に追いつかれて、流れも良くなかったので何とかしたいと思い、いい形で打つことができて良かった」と振り返った。雨の中ダイヤモンドを一周すると、弾ける笑顔で仲間とハイタッチを交わした。

しかし、6回途中で雨天コールドゲームが宣告され、試合は引き分けに。上田の本塁打も記録には残らなかった。

この1週間、上田にとって惜しい出来事が続いた。大の櫻坂46ファンとして知られ、大学時代から何度もライブに足を運ぶほど熱心な上田が、特に推しているのが山﨑天。登場曲は山崎がセンターを務める「何歳の頃に戻りたいか?」を使用している。春季キャンプ中に新曲が発売された際も「もちろん聞きましたよ」と目を輝かせていた。

そんな中で11日には山崎天がZOZOマリンで始球式を行った。しかし、当時の上田は1軍にいなかったため、対面はかなわなかった。2軍で打率3割超えと結果を出していたが、1軍昇格は間に合わず「状態は上がっていたんですけどね」と悔しそうに語っていた。山崎も「私も会いたかったんですけど、たくさんグッズとかもくださって、すごくパワーをもらいましたし、私も全力で応援してますっていうのを伝えたい」と話していた。

上田はその4日後、15日に1軍に合流した。合流後はすぐに二塁打を放ち、悔しさを晴らした。

天気に恵まれず、推しの天ちゃんにも会えなかった。幻のホームランとなったが、ファンの目には確実に焼き付いた。試合終了後、北九州に駆けつけたファンからの上田コールに手を挙げて応えた。この悔しさを糧に今度こそ記録にも記憶に残る、完璧なホームランを打ってみせる。

▼ロッテはコールドゲームで6回表の4点が無効となり、上田のプロ1号が取り消された。「幻の本塁打」は17年6月9日マレーロ(オリックス)以来21本目。走者を追い越したケースが多く、コールドゲームで取り消しは49年4月27日山川(巨人)84年7月19日簑田(阪急)87年8月9日ホーナー(ヤクルト)に次いで38年ぶり4本目になる。初本塁打が取り消されたのは、76年4月29日行沢(日本ハム)17年マレーロに次いで3本目。行沢は追い越し、マレーロはベース空過と自身の走塁ミスで、今回のようなコールドゲームでプロ初本塁打が幻となったのは初めてだ。

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