
<DeNA-広島>◇16日◇マツダスタジアム
DeNAトレバー・バウアー投手(34)がまたしても勝てなかった。6回6安打4失点で6月6日の日本ハム戦(横浜)を最後に6試合連続勝利から遠ざかっている。
まさかの大暴投で1点を献上した。打線に1点を先制してもらった直後の1回、1死から広島大盛に中前打を浴びると、二盗を決められて1死二塁。小園の一ゴロで2死三塁となり、4番ファビアンの打席を迎えた場面だった。
追い込んでからの4球目、149キロ直球がすっぽ抜けた。捕手の松尾がミットにかすりもしない高さでバックネットへ突き刺さる大暴投。まさかの形で同点に追い付かれた。それでもファビアンに対して、最後は内角へのナックルカーブで見逃し三振を奪って1回を最少失点で終えた。
3回には2死二塁から大盛に右翼線への適時二塁打、続く小園にも適時打を浴びて3失点目を許して試合をひっくり返された。6回2死にはモンテロにソロを浴び、4失点。前夜まで16試合連続3得点以下と深刻な得点力不足に陥っていた広島打線に捉えられた。
中6日で111球を投げ、6回6安打4失点。7回に代打が送られてマウンドを後にした。