
<阪神-中日>◇16日◇甲子園
首位を独走する阪神に強力な1枚が加わった。前日15日に高橋遥人投手(29)が左前腕に埋めたプレートを除去する手術から復帰し、6回2失点(自責1)と力投。後半戦の戦力としてメドが立った。
そろって好成績を保つ先発ローテ陣の中で、高橋は「7人目」。さらに戦力が分厚くなった。これからは先発のチョイスも注目される。16日は才木浩人投手(26)が先発する。
高橋は悔しい復帰戦となった。痛かったのは2失点した4回だ。無死一、二塁で一塁手の大山悠輔(30)が難しいバウンドの打球をうまくさばいて二塁に送球。一塁に転送されたボールをベースカバーに入った高橋が受けた。タイミング的には併殺完成かと思われたが、判定はセーフ。リクエストでも結果は変わらなかった。
このとき、高橋はぎりぎりでベースカバーに入っており、静止画ではベースを踏み外しているように見える。審判は「オフ・ザ・バッグ」(ベースを踏めていない)のジェスチャーをしなかったが、惜しいプレーだったことは間違いない。
2死三塁になるところが、1死一、三塁とピンチが広がった。高橋はさらに犠打失策もおかし、その後1-2と逆転されてしまった。