
<DeNA-広島>◇15日◇マツダスタジアム
DeNA東克樹投手(29)がハーラー単独トップ9勝目を8回3安打無失点の圧巻投球でマークした。
序盤からサクサクとアウトを重ねた。立ち上がりの1回、8球で3者凡退に打ち取ると、2回も7球で3者凡退。わずか15球で6アウトを取った。
3回先頭、広島モンテロに左翼線への二塁打で初安打を浴びるも、続く二俣をボテボテの投ゴロに仕留めた。飛び出した二走・モンテロも自らの足で挟殺プレーに持ち込み、タッチ。ピンチの芽を摘んだ。
以降もメトロノームのような安定感でテンポ良くアウトを重ねた。4回を9球、5回を13球、6回を10球でいずれも3者凡退。7回は先頭の菊池にセーフティーバントで2安打目を許すも、後続を打ち取って8球で無失点に封じた。7回終了時点で71球と省エネ投球ぶりだった。
しかし1点リードの8回に最大のピンチが待っていた。先頭の末包に内野安打を浴びると、2死二塁から連続死球。2死満塁で対するは菊池。一打逆転のピンチだったが、3球連続ツーシームで二飛に仕留めた。93球で8回3安打無失点6奪三振の快投だった。
9回はウィックが締めて1点のリードを守り抜いた。
打線は好投する東をなかなか援護できていなかったが、8回1死に桑原将志外野手(31)が好投を続けていた相手先発・床田から今季1号となる決勝ソロ。この日唯一の得点を挙げて勝ちきり、2連勝で借金1とした。