
<阪神-中日>◇15日◇甲子園
阪神高橋遥人投手(29)が275日ぶりに1軍戦で登板した。6回81球を投げ、4安打2奪三振2四球2失点(自責1)で降板。勝ち星こそ挙げられなかったが、甲子園のマウンドで復活をアピールした。
1-0の4回1死一、三塁から中日佐藤がセーフティースクイズ。投手前に転がり、三塁走者は本塁へ突入しなかったが、これを高橋がファンブルして満塁に。続く山本に右前適時打を許した。打球をさばこうとした右翼森下翔太外野手(24)もファンブルし、二塁走者も生還。1-2と逆転された。
4回の失点で、20年10月13日から続いていた中日戦の連続無失点は35イニングで止まった。しかし、崩れなかった。5回、6回と無失点に抑えた。昨年11月に「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を受け、リハビリを経て復帰。これからのシーズン、十分に戦力になることを証明した。強力投手陣を誇る阪神にまた1枚、頼もしいピースが加わった。