
<ジャイアンツ2-5ドジャース>◇13日(日本時間14日)◇オラクルパーク
ドジャース山本由伸投手(26)の快投に、現地実況も思わずうなった。
山本は立ち上がりから2イニング連続の3者凡退でリズムを作ると、打線が3回にフレディ・フリーマン内野手(35)の適時二塁打で先制。山本は5回まで二塁を踏ませない好投で、9勝目の権利を得た。
6回はこの日初めて二塁に走者を置くも、2死二塁でチャプマンをスプリットで空振り三振。7回も2死二塁のピンチでシュミットを空振り三振に仕留めた。
今季最長タイの7回まで91球を投じ、3安打2四球無失点7奪三振。最速は96・2マイル(約155キロ)だった。9回に守護神タナー・スコット投手(30)が同点2ランを浴び9勝目は逃したが、エースらしいピッチングを披露した。
現地実況を担当した「スポーツネットLA」は、山本がこの日に積み重ねた21アウトのうち、12個をスプリットで奪ったとデータを紹介。「山本はオールスター級の実力を見せつけた。今季ここまでの素晴らしいパフォーマンスで、本当に信じられない。今日はまさに『スプリット・デー』ですね」と声を弾ませた。