
<高校野球大阪大会:早稲田大阪2-6桜宮>◇13日◇2回戦◇万博記念公園野球場
元早大監督の佐藤清監督(69)が指揮をとる部員総勢125人の早稲田大阪が初戦で桜宮に敗れた。
早稲田摂陵から4月に校名変更。先発には石田大空(たく)投手(3年)が上がった。序盤に失点を許すも、その後は踏ん張った。しかし6回に2失点を喫した直後に足がつった。「信頼してもらっただけに申し訳ない」と緊急降板。7回2死二塁から主将の神崎智裕外野手(3年)が左中間に適時二塁打を放ったが後続が続かなかった。
試合後、神崎は「やりきれず、後悔が残る。(125人をまとめるキャプテンとして)自分についてきてくれてありがとうと伝えたい」と語った。神崎は小学生では野球をやっていたが、中学校では野球部がなくソフトボール部。佐藤監督の下で野球がしたいと早稲田大阪を志した。早稲田大阪には佐藤監督からの指導を求め、入学する生徒も多い。佐藤監督は「本当にありがたいこと。でも高校野球は難しい。部員数が多くたくさんの人にサポートしてもらっているおかげ。まだ頑張らないといけませんね」と冷静に語った。