
<日米大学野球:日本6-5米国>◇13日◇第5戦◇神宮
日本が04年以来となる史上3度目の全勝優勝を飾った。
1点ビハインドの5回、打線が一挙4点を奪って逆転に成功。7回にMLB全体ドラフト1位候補とも称されるチョロウスキーに1発を浴びるなど1点差に詰められたが、9回を託された鈴木泰成投手(3年=青学大)が直球主体の強気の攻めで3者凡退で逃げ切った。史上初の3連覇を果たし、堀井哲也監督(63)は「素晴らしいチームに恵まれた。選手たちの頑張りが全て」とほめたたえた。
主将の松下歩叶内野手(4年=法大)は発足当初から「5連勝で大会3連覇」を掲げた。投打がかみ合い破竹の4連勝を飾ってもなお、最終戦に向かう意識は変わらず1勝を取りにいった。大会MVPにも選ばれる活躍を果たし「キャプテンとして引っ張りながら、いい時間を過ごせました」と充実感に浸った。
▽米国チョロウスキー(7回に大会初安打となるソロ本塁打)「日本のピッチャーの癖や攻め方も分かってきて打てた。これからのキャリアでも、USAのユニホームを着ることができるように頑張りたい」