<日米大学野球:日本6-5米国>◇13日◇第5戦◇神宮
日本が04年以来となる全勝優勝を飾った。
打線が1点を追う5回に一挙4点を奪って逆転に成功。MLB全体のドラフト1位候補とも称されるチョロウスキーに1発を浴びるなど点差を詰められたが、中西聖輝(4年)-鈴木泰成(3年)の青学大コンビの継投で逃げ切った。
渡部海捕手(3年=青学大)は打っては3打点、守っては捕手として投手陣を巧みにリードして勝利をもたらし「チーム全員で戦うことができた。チャンスで1本が出たのでよかった」と実感を込めた。
大会史上初の3連覇について、堀井哲也監督(62)は「選手たちの頑張りが、本当によかったと思います」とたたえた。そして「アメリカチームがコンディションが整っていて、タフなゲームだった」と振り返った。選手たちは充実の夏を終え、しばらく休息を経て実りの秋へと向かう。指揮官は「日米大学野球を経験したことをきっかけに、野球界を引っ張ってくれる存在になって」と期待を寄せた。