
<阪神-ヤクルト>◇13日◇甲子園
縁起のいい“シゲキ”!? 阪神の夏の恒例イベント「ウル虎の夏2025」は3日目で、パリ五輪の男子ブレイキン(ブレイクダンス)で4位のShigekix(23)が来場した。
試合前のファーストピッチセレモニーに参加した。特別にシートが敷かれたホームベース付近でスライディング。「本日の阪神の得点をすでにフライングでさせていただいた。大会でもやるようなムーブなんですけど、景気づけにといいますか、わくわくしてもらえたら、という思いで滑りました」。そのままパフォーマンスを披露して、スタンドを沸かせた。
パフォーマンス後はマウンドへ。高く浮いたが、特別ゲストで捕手を務めたタレント上地雄輔(46)までノーバウンドで届いた。
グラウンド上で「ファンの皆さんに向けての刺激は十分送ったつもりです。ここから選手、試合に向けての刺激、応援、エネルギーをくたくたになるまで送っていただけたらうれしいです」と“シゲキ”という言葉を交えて盛り上げた。
取材に応じたShigekixはこの日約10年ぶりに硬球を持ったといい「(捕手を)横に歩かせないことが第1目標だったので、真っすぐ投げられて結構良かった。欲を言えば完璧にいきたいという気持ちはまだあります。不安はありましたけど、かなり楽しかったです」と振り返った。
甲子園については「すごく気持ちいい。グラウンドからでもお客さんのエネルギーを近く感じた。パフォーマンスも投球もすごくいい感じにできた」と笑顔で話した。
11月9日には両国国技館での「Red Bull BC One Final Tokyo」に出場。16年以来の日本開催で「世界の中でも権威のある大会。日本に戻ってくる。阪神の皆さんが日本を明るく盛り上げているように、自分も盛り上げられたらと思っています」と意気込んだ。
球場外周のミズノスクエアでもパフォーマンスを行った。