
<ジャイアンツ8-7ドジャース>◇11日(日本時間12日)◇オラクルパーク
ドジャース大谷翔平投手(31)が敵地でのジャイアンツ戦で放った日本選手初の「スプラッシュヒット」のホームランボールを、34歳の郵便配達員、ブラッド・レナードさんがゲットした。
ドジャース専門メディア「ドジャースネーション」のダグ・マケイン氏は、海の中で大谷のホームランボールを掲げる男性の写真をXで公開し「大谷のスプラッシュヒットのホームランボールを手に入れるためにマッコビー湾に潜ったファンは、ブラッド・レナードという34歳の郵便配達員だ。彼はこのボールを保管するか売るかはまだ決めていない」と伝えた。
大谷はジャイアンツ戦に「1番DH」で出場し、0-1の3回1死三塁でエース右腕ウェブの初球カットボールを完璧に捉え、打球は右翼スタンド後方のマッコビー湾に飛び込む32号2ランを放った。ジャイアンツの本拠地オラクルパークではマッコビー湾に着水する「スプラッシュヒット」が名物で、毎試合ボートに乗ったファンが海上で待機し、ボールが海に飛び込んだ際には争奪戦が発生する。
なお、ジャイアンツでは自軍の選手が放った打球のみを「スプラッシュヒット」とカウントし、ビジター選手が打った場合は「マッコビー湾に入った本塁打」としている。10年8月10日にはカブス福留孝介がリンスカムから1発を放ったが、着水前に右翼スタンドに掲げられた旗に当たっていたとされ、カウントされていない。