
<中日7-1広島>◇12日◇バンテリンドーム
中日が序盤3回までに5点を奪い広島に連勝した。3連勝で8カードぶり、リーグ戦再開後初のカード勝ち越しで借金は8となった。
先発の大野雄大投手(36)が22年8月12日阪神戦(京セラドーム大阪)以来、3年ぶりの完投勝利を飾った。前回4日ヤクルト戦(バンテリンドーム)では8回まで84球で無失点も9回に左ふくらはぎがつり無念の途中降板となったが、すぐにリベンジした。通算91勝となり球団のレジェンド左腕でプロ2年目から投手コーチとして指導を受けた今中慎二氏と並んだ。
初回、1死一、二塁で細川成也外野手(26)が8戦連続安打となる左前適時打で先制点を奪うと佐藤龍世内野手(28)の遊ゴロ間、山本泰寛内野手(31)の三塁強襲適時打で1点ずつ追加し初回に3点を奪った。2回には途中出場のブライト健太外野手(26)の左中間適時三塁打、3回には石伊雄太捕手(24)の左前適時打で加点した。8回には山本の左越え2点適時二塁打でダメ押しした。
また、「3番・右翼」でスタメン出場した上林誠知外野手(29)は初回の打席で広島玉村の143キロシュートが右肘付近に死球を受け、途中交代となった。