ブラジル代表アンチェロッティ監督が脱税で有罪判決、懲役1年も執行猶予でチーム指揮に影響なし

ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督（ロイター）

ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督が脱税の有罪判決を受けた。スペインのマドリード裁判所は、2014年のレアル・マドリード監督時の肖像権収入に対し税金が滞納されていたとし、同監督に懲役1年の判決を下した。

前科がなく執行猶予が付くため実刑に服すことはなく、これまで通りブラジル代表の指揮を執る。

100万ユーロ（約1億7100万円）を越える所得税の支払いを逃れるため、税務署に虚偽の申告をしたと告発されている。検察が懲役4年9カ月と罰金320万ユーロ（約5億4720万円）を求めた中、マドリード裁判所は懲役1年に加え罰金38万6000ユーロ（約6600万円）も命じている。

13～15年、そして21年から25年の間にRマドリードを率いていたアンチェロッティ監督は、15年にも同様の容疑をかけられたが無罪判決を受けていた。