
DeNAがマリナーズ傘下3Aタコマを6月にリリースされていた元阪神の藤浪晋太郎投手(31)の獲得に向けて動いていることが10日、分かった。藤浪はNPB復帰に向けて近日中に帰国予定となっている。
藤浪は22年オフ、ポスティングシステムを使用して阪神からアスレチックスに移籍。大リーグ挑戦を後押ししてくれた阪神に恩義を感じており、常日頃から古巣の動向をチェックしていた。ただ、阪神は現在、先発、リリーフともに12球団屈指の陣容をそろえる。さらに四国IL高知のラファエル・ドリス投手(37)、今季メッツ3A所属のグラント・ハートウィグ投手(27)の救援右腕2人の獲得に動いており、現時点で藤浪に獲得オファーを出していないとみられる。
◆藤浪晋太郎(ふじなみ・しんたろう)1994年(平6)4月12日生まれ、大阪府出身。大阪桐蔭3年時に甲子園で春夏制覇。12年ドラフト1位で阪神入団。13年にセ・リーグ高卒新人では67年江夏(阪神)以来となる2桁勝利。15年最多奪三振。14年日米野球、17年WBC出場。22年オフにポスティングシステムで大リーグに移籍し、アスレチックス入団。1年目の7月、オリオールズにトレードで移籍。24年はメッツと契約したが以降メジャーでの登板はなかった。197センチ、98キロ。右投げ右打ち。