
<巨人2-3中日>◇9日◇福島
巨人は守護神の乱調で勝利が手中からこぼれ落ちた。2点リードの9回にライデル・マルティネス投手(28)が崩れた。先頭の代打ブライトを二飛に打ち取るも、岡林には中前打、辻本に左前打と連打され、1死一、二塁のピンチを招いた。上林への2球目が暴投となり二、三塁も、最後は空振り三振。だが、続く細川にフルカウントから落ちきらなかった142キロフォークを左翼席に運ばれた。痛恨の逆転3ランを許して、3日阪神戦に続く2戦連続“KO”となった。
降雨中断明け直後の2回にドラフト3位の荒巻悠内野手(22)が中日高橋宏斗投手から値千金のプロ1号ソロを放った。「7番一塁」で6月27日DeNA戦以来のスタメン起用に応え、プロ初の3安打猛打賞で躍動。先発井上温大投手(24)も6回2/3を3安打無失点の好投した。8回は6日広島戦でセーブ失敗に終わった大勢が無失点投球で汚名返上と流れは良かったが、最後の最後に目前だった勝利を逃し、再び借金1となった。