
<ブルワーズ3-1ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇アメリカンファミリーフィールド
ドジャース大谷翔平投手(31)が、怪物ルーキーに洗礼を浴びせた。第1打席で怪物ルーキーのジェーコブ・ミジオロウスキー投手(23)と対戦。2ストライクから内角低めの88・2マイル(約142キロ)のカーブを捉え、中越えの31号先頭打者アーチとした。打球速度108・4マイル(約174キロ)、飛距離431フィート(約131メートル)、角度は27度だった。
ミジオロウスキーはその後快投を続け、6回4安打1失点、自己最多の12奪三振でマウンドを降りた。NHKBSでは、登板前日のインタビューを放送。自身に似たタイプの投手については「自分と同じような体格の(レンジャーズ)デグロムや(ブレーブス)セールに目が向きますね。でもやっぱり一番はデグロムかな」と語った。怪物と呼ばれる点には「実感はありませんがうれしいですね。他人の話をされている感覚です。まだ(パイレーツ)スキーンズのレベルではないと思いますが高く評価してくれているので楽しいです」と話した。
ドジャースとの初対戦には「何も変えずに自分の投球をすること。ドジャースは打ってくる。翔平と対決するんだから最善の結果を願うしかない」とし、大谷の印象については「分かりません。まだ調べてないんです。ワクワクしますがどの球種を投げればいいのか見当がつきません」と語っていた。
身長6・7フィート(約2メートル1センチ)の長身から、最速102・4マイル(約165キロ)の直球と超高速スライダーを投げ込む右腕で、6月のメジャーデビューから先発投手がデビューから11イニング連続無安打を記録したのは史上初だった。