
<ドジャース1-18アストロズ>◇4日(日本時間5日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(30)が、日米通じて初のバースデー二刀流で強豪アストロズに立ち向かう。31歳の誕生日となる5日(日本時間6日)、右肘の手術から復帰後4度目の先発マウンドに上がる。ロバーツ監督によれば、予定されている投球回は2イニング前後。大谷は前日、キャッチボールなどで順調に調整し、準備を整えた。
「1番DH」で出場したこの日のアストロズ戦は3打数無安打で、2試合連続のノーヒットに終わった。チームは今季ワーストの18失点。17点差での敗戦は、本拠地では球団ワーストとなった。7月4日の独立記念日に歴史的大敗。ロバーツ監督は「できるだけ早く忘れたい。ポジティブなものはなかった。ただ、主力の救援陣を休ませて、残り2試合シリーズを勝ち越すにはいい状況を作れた」と前を向いた。途中交代した大谷は試合後、足早に球場を後にし、二刀流での出場に備えた。
対するア軍打線はエンゼルス時代に13試合、先発で対戦しているが、大半の主力打者が他球団へ移籍。当時から在籍しているアルテューベとは通算の対戦成績で27打数7安打の打率2割5分9厘。相性は悪くないものの、この日、2本塁打を含む3打数3安打5打点と大爆発した。また、昨年までダイヤモンドバックスに在籍していた5番ウォーカーは、ドジャースタジアムが大得意。通算打率3割5分7厘で、この日も5打数4安打と打ちまくった。
ア軍の先発マウンドに上がるのは左腕バルデス。打者大谷は同投手との対戦で通算打率1割3分9厘で苦手としている。31歳、最初の船出で、強者たちにどう立ち向かうか。投打のパフォーマンスが注目される。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)