＜クラブW杯：フルミネンセ2－1アルヒラル＞◇4日（日本時間5日）◇準々決勝◇オーランド
ブラジルの名門フルミネンセがアルヒラル（サウジアラビア）に2－1で競り勝ち、準決勝進出を最初に決めた。
インザーギ監督のもと優勝候補のマンチェスター・シティーを破り勢いに乗るダークホースに対し、先手を取った。前半40分、右DFシャビエルが送ったクロスボールがファーサイドへ流れたところ、左DFフエンテスが拾い、エリア内のMFマルティネッリへ。相手選手をターンで外し、左足で対角のゴール右隅へ鮮やかなシュートを突き刺した。
しかし後半6分、アルヒラルにCKを起点に同点とされた。MFルベン・ネベスのキックからDFクリバリが頭でゴール前へ折り返され、受けたマルコス・レオナルドに右足で押し込まれた。
一進一退の攻防が続く中、後半21分に勝ち越し点が生まれた。途中出場したMEエルクレスが敵陣で激しくボール奪回すると、ドリブルで運びボックス外のミドルレンジから右足シュート。相手選手に当たった浮き球をシャビエルが頭で落とし、再び受けたエルクレスが右足でゴールを決めた。
終盤は押し込まれる展開となったが、44歳GKファビオ、同じく40歳DFチアゴ・シウバの元ブラジル代表のレジェンド・コンビを中心とした堅守でしのぎ切った。チアゴ・シウバは試合直後のDAZNのインタビューに「とてもハッピーだし、勇敢に戦ったチームを誇らしく思う。ここまで来るのは簡単ではなかった」と喜びをかみしめた。
