
右肘の炎症で開幕から負傷者リスト(IL)入りしているパドレスのダルビッシュ有投手(38)が、6日(日本時間7日)の本拠地レンジャーズ戦でメジャー復帰する可能性が出てきた。3日(日本時間4日)、地元紙サンディエゴ・ユニオントリビューン電子版が伝えた。
パドレスは1日の試合が悪天候で中止となり、2日にダブルヘッダーが組まれたため、1日に登板予定だった投手が中4日で6日のレンジャーズ戦に登板することができなくなった。さらに6月30日のフィリーズ戦で登板した先発右腕ウォルドロンがマイナーに降格し、代わって救援右腕ヌネスが昇格したため、先発投手を昇格させる必要があるという。
同記事によると、昇格候補は3Aのオマー・クルーズ、カイル・ハートらがいるが、ダルビッシュの復帰も可能性としてあるという。ダルビッシュは1日に1Aの打者相手に実戦形式の練習で64球を投げており、中4日での登板となる。シルト監督は、ダルビッシュがレンジャーズ戦で復帰登板する可能性に「投げるかもしれないし、投げないかもしれない。まだ最終的な判断はしていない」と、先発は未定だとした。
ダルビッシュはキャンプ中に右肘の軽い炎症が判明し、開幕からIL入り。5月14日に傘下3Aで実戦復帰し4回を投げたが、登板後の回復が思うようにいかず、その後しばらく本格的な投球練習を控えていた。6月14日にアリゾナ州の球団施設で試合形式の練習に登板し、打者相手の投球を再開していた。