
阪神球団と阪神甲子園球場は3日、26年シーズンから「ジェット風船」の演出を再開すると発表した。新型コロナウイルス禍で中止していた。
球団事業本部営業部の阪本三千男次長が甲子園で取材に応じ、再開に至った経緯を説明した。今年3月の実証実験で「確認したかったのはちゃんとポンプ式で膨らんで飛ぶのか、あとはゴミの始末をどうできるのかを見たかったので。1回、2回やることによって、違う結果が生まれてもあかんので、できれば2回やりたかったんですけど、1回やったところである程度そのあたりが見えたので、そこはクリアかなと。あとはアンケートとかでご意見を募ったときに、たくさん賛成のご意見もいただいたので、そのあたりを総合的にふまえて再開の判断をしたということです」と語った。
アンケートでは賛成の声が大多数を占めたという。「球場に来られた方は、当然ジェット風船をやるということを分かって来ていただいているので、アンケートをとっても、それは皆さん賛成の人しか来ていないと思うので、賛成が多いだろうなとは思っていた。あとはファンクラブ会員とか近隣住民とかちょっと広げて、来られなかった人、反対の意見もあろうかと思うので、それらをきちっと広くアンケート取らせてもらって、それをまとめた結果をもって判断したという形です」と、現場の声を幅広く拾った。
再開時期は、来年のオープン戦については検討中だが、公式戦は甲子園の主催試合の第1戦から実施。球場の名物が、いよいよ復活する。