
<西武2-6オリックス>◇2日◇沖縄セルラー那覇
オリックス宮城大弥投手(23)の妹、宮城弥生(19)にとって「クールだけど頼りになるお兄ちゃん」だ。幼少期は「ずっとお兄ちゃんにくっつき虫だった」と話す。「お留守番が苦手だったので、『お兄ちゃん連れてって』と。お兄ちゃんの野球の練習をずっと見ていました」。プロ野球選手となった兄の姿に「グラウンドにいると、一選手として応援しています。ピッチャー返しとかくると、『大丈夫かな』と心配で。終わった後にLINEするんですけど『うん』と。クールですね」と笑った。
家族思いの兄・大弥。妹の誕生日には郵送でネックレスを贈った。弥生は「うれしかったです。普段はクールですけど、頼れるお兄ちゃんです」。この日はNHK-BSの中継にゲストとして出演。試合前には「沖縄で仕事をしたいというのはずっとあった。親やいとこも来ていて、近くで見てもらえることはうれしい」と喜んだ。現在は俳優業にも力を入れる。「お兄ちゃんと違う形で、私は私なりに見てくださっている人に届けられるものがあるんじゃないかな」。多くの子どもたちに夢を与える兄の姿を大きな瞳で見つめた。【オリックス担当・村松万里子】