
ドジャース大谷翔平投手(30)が、お得意さん相手に5年連続5度目のシーズン30号を決める。1日(日本時間2日)から本拠地ドジャースタジアムに戻り、ホワイトソックスとの3連戦を迎える。ホ軍戦は通算38試合で18本塁打、長打率は球団別で最高の8割1分8厘という超得意カード。9連戦の初戦で3試合ぶりの1発を放ち、ナ・リーグ西地区の首位を走るチームを勢いづける。
大谷は白い靴下を見れば、不思議なほどに本塁打が出る。ホ軍戦の38試合で18発は、2・11試合に1本のペース。ロッキーズ戦の2・38試合を抑えて、全30球団との対戦カード別で最高だ。3連戦なら確実に1本は出る計算となる。特に直近2年間はすさまじく、10試合で9発。1試合2発が2度ある。リーグも地区も異なるため、今季はこれが最初で最後の3連戦。例年得意としてきた6月は7本塁打にとどまっただけに、7月初戦で勢いをつけたい。
オールスターまでに30号に到達すると、21、23年に次いで3度目となる。これはジャッジ、マグワイア、グリフィーに次いで4人目。ボンズでさえできなかった快挙で、超エリート打者の記録に名を連ねる。【斎藤直樹】