
各チームの現在地を紹介します! 球団別に担当記者が選んだ先週のMVP、今週の見どころ、入れ替え&2軍情報、広報情報をお届けします。
【オリックス】
<先週のMVP>1番西川の快音が止まらない。先週の楽天3連戦は13打数8安打の打率6割1分5厘、5打点。12試合連続安打に加え、1番に入った19日中日戦からは7戦連続で複数安打もマークした。チームも7戦連続の初回得点。岸田監督は「簡単には終わらないバッター」と目を細めた。29日には今季2度目の先頭打者アーチも決めた。新リードオフマンの一打から先制攻撃を繰り広げた。【村松万里子】
<今週の見どころ>宮城が2日西武戦(沖縄セルラースタジアム那覇)で凱旋(がいせん)先発する。昨季は5月に大胸筋を痛め、同月の地元開催試合に登板できなかった。プロ初登板の故郷で今季4勝目を狙う。同じく沖縄出身の大城も42試合に出場し、攻守で欠かせない存在になっている。「那覇までケガしないように」と楽しみにしている。島人(しまんちゅ)コンビに注目だ。
<入れ替え&2軍>再昇格した渡部が美技で存在感を見せた。5月に右脇腹の張りで戦線離脱。6月27日に約2カ月ぶりに昇格し、途中出場した同28日楽天戦の9回中堅守備で、辰己のフェンス際の当たりに背走。最後は大ジャンプしながらノールック捕球し、スタンドをどよめかせた。2軍では、41歳の平野が同28日のソフトバンク戦で約1カ月ぶりに実戦登板。1回を3者凡退に抑えた。
<広報情報>7月4、5日のロッテ戦は今季2カード目のほっともっと神戸開催となる。「神戸シリーズ2025~がんばろうKOBE30th~」として、ブルーウェーブユニを着用。5日には95年4月21日のロッテ戦で、1試合19奪三振の日本記録をつくった野田浩司氏がメモリアルピッチに登板する。