
楽天に加入した元ヤンキースのルーク・ボイト内野手(34)が6月30日、楽天モバイルパークで入団会見を行った。背番号は「9」。契約期間は今季終了までで、推定年俸は5000万円。フォトセッションに臨んだ新助っ人は、笑顔でファイティングポーズをとり「まだメジャーのトップクラスと張り合えるぐらいの自信はある」と豪語した。
直近はメキシカンリーグでプレーも、メジャー通算95本塁打のプライドがある。ヤ軍在籍時の20年には、コロナ禍で短縮シーズンながら56試合で22本を放ちア・リーグ本塁打王に。その前年にも21発を記録した。「まだ自分は同じレベルでできる」と自身のポテンシャルを信じて疑わない。
5月に入団したゴンザレスは14試合で3割5厘、2本塁打、8打点と打線を活性化させている。チームはリーグ4位の194得点、12球団ワーストの25本塁打と得点力不足が顕著だが、浅村も含めた右の強打者トリオが名を連ねれば、破壊力アップにつながる。
ボイトは6月22日に来日し、2軍戦3試合で打率4割4分4厘、1本塁打、2打点をマーク。「自分の中ではいつ(1軍に)呼ばれてもいいぐらい。得点を挙げる、チームの勝ちに貢献するところに集中したい」。5位と低迷する楽天の救世主になる。【山田愛斗】