
<ロッテ1-2ソフトバンク>◇29日◇ZOZOマリン
一振りで仕留めた。ソフトバンク山川穂高内野手(33)が豪快な先制&決勝の11号ソロを放った。
2回1死走者なし。初対決となったロッテ田中晴の初球151キロ直球を、左翼席中段まで運び去った。
「まっすぐを完璧にとえることができました。初球からイメージ通りのバッティングができたと思います。大事な先制のホームランとなってよかった」。ダイヤモンドを周回し、笑顔でどすこいポーズを決めた。
打撃不振から2軍調整となり、リーグ戦再開から1軍復帰。いきなり27日の初戦でダメ押しの満塁弾。1カ月ぶりの快音に復調の手応えをつかんだ。復帰弾に笑みを浮かべながらも「もうちょっとホームランが欲しいですね」と明かしていたが、2試合ぶりの有言実行だ。体重110キロを超える巨漢だが、暑い夏は得意。「暑さは関係ないですから」。大好きな夏到来とともに「4番」復帰も視野に入って来た。