
<ロッテ1-2ソフトバンク>◇29日◇ZOZOマリン
ロッテの若き右腕、田中晴也投手(21)がソフトバンク打線に痛打された。
150キロを超える直球とフォークを織り交ぜた丁寧な投球で6回を投げ、自己最多の11奪三振と力投。しかし、2本の本塁打が響き、6回2失点でマウンドを降りた。
2回に山川に左翼席へ、4回には栗原に右翼席へと運ばれ、わずかな失投が結果に結びついた。「長打を打てるバッターが多いので、ランナーをためないことが大事」と試合前に話していた田中だったが、強打のホークス打線に一瞬の隙を突かれた。
ここまで8試合に登板し3勝4敗、防御率2・47。安定感を見せてきた田中だが、前回18日の阪神戦では4回1/3で8安打3失点と苦しみ、「有利なカウントで勝負できなかった。先頭打者の出塁が多すぎた」と反省の言葉を口にしていた。
この日も課題と向き合いながら、持ち味の強気の投球でソフトバンク打線に挑んだ。2被弾に泣いたものの11三振を奪った内容には成長の跡がうかがえた。