プロ注目の大阪桐蔭・森陽樹、投球動作解析で阪神才木級の回転数「そんなに出るとは」本人も驚き

ラプソードを用いてボールの測定を行う大阪桐蔭の森（撮影・中島麗）

大阪桐蔭が28日に大東市内で練習を公開し、今秋ドラフト候補の190センチ右腕・森陽樹（はるき）投手（3年）が、プロ級のポテンシャルを示した。

株式会社ネクストベースの協力のもと、ブルペンで最新機器のラプソードを用いて投球動作を解析。最速150キロを計測し、NPBでは阪神才木らと同等の2700回転をたたき出した。「そんなに出るとは思わなくてびっくりした」。本人も目を白黒させたが、同社の担当者は「プロアマでも上位1割」と舌を巻く回転数だった。

昨夏の甲子園はエースの中野大虎（だいと）投手（3年）が初戦で興南を完封したが、森は2回戦の小松大谷戦で敗戦投手。秋は背番号1をもらったが、近畿大会初戦の滋賀学園戦で5回途中3失点で敗れ、センバツを逃した。鍛え直して迎える今夏は、12日に西野田工科－港の勝者との初戦を迎える。「チームを勝たせられる投球を。最終的に日本一になれば（夢に）つながる」。未完の大器が真価を発揮する。