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【札幌】逆転勝利で今季2度目の2連勝、主将高嶺朋樹が決勝ゴール「昇格の期待感高めたかった」


コンサドーレ札幌がホームで熊本を3-2で下し、今季2度目の連勝を達成しました。試合は2度リードを許しましたが、後半追加タイムでの高嶺朋樹の決勝ゴールで逆転勝利を収めました。高嶺は後半11分にも得点し、2試合連続の2得点を挙げ、シーズン最多の4得点に到達しました。試合では札幌U-18前監督の森下仁之さんへの追悼として喪章を着けて挑み、後半戦の好スタートを切ったことに安堵の表情を見せました。主将高嶺は、慣れない右サイドバックで初めてプレーし、攻守において活躍し、チームの勝利に大きく貢献しました。次戦も勝利を目指す意気込みを示しています。

札幌対熊本 後半、ゴールを決める札幌高嶺(撮影・黒川智章)

<明治安田J2:札幌3-2熊本>◇第21節◇28日◇プレド

北海道コンサドーレ札幌がホームで熊本に3-2で逆転勝ちし、今季2度目の2連勝を飾った。2度リードを許しながら、2-2の後半追加タイム4分、主将のMF高嶺朋樹(27)が決勝ゴールを決めて勝ち点3をたぐり寄せた。0-1の後半11分にも得点しており、出場2戦連続の2発。右内転筋を痛めて欠場したDF高尾瑠(28)に代わって初の右サイドバックに入って躍動した。

     ◇     ◇    ◇

高嶺に笑顔が戻った。25日に57歳で亡くなった札幌U-18前監督の森下仁之さんのためにチームで喪章を着けて臨んだ試合。土壇場で白星をつかみ取った。お立ち台に立った主将は「必ず勝って、昇格への期待感を高めたかった。サポーターのおかげで逆転することができて、すごいうれしい」と、2万2000人超が入ったドームで声を弾ませた。

得意の左足ミドルでの連発だった。開始4分で先制を許して追う展開。後半11分にFKからペナルティーエリア手前でフリーだった高嶺がゴールに流し込んで1-1の同点に。5分後に再びリードされたが、2-2で迎えた後半追加タイムにクロスのこぼれ球に反応し、ゴールに突き刺した。勝利を決定づける1発に「興奮し過ぎて覚えてなくて」と笑って振り返った。出場停止だった前節藤枝戦(3-1)を挟み、前回出場の15日今治戦(2-2)に続く1試合2ゴール。シーズン自己最多4得点をマークした。

本職のボランチでも、今季出場が増えていた左サイドバックでもなく、右サイドバックでの先発だった。19試合で同位置を務めていたDF高尾が練習中に右内転筋を痛めたため「やったことがない。探り探り」という慣れない位置でプレーすることになった。それでも攻守で奮闘し、岩政大樹監督(43)は「彼には頭が上がらない。うまくいったのは彼の素晴らしさ」と対応力を称賛した。

ベルギー1部コルトレイクから3季ぶりに古巣に復帰。「J1昇格するために帰って来たし、その思いは本当に強いので」と強い覚悟がある。だが開幕4連敗で一時J2最下位に沈んだ。主将としての重責から、どんどん表情から明るさが消えていた。後半戦で連勝スタート。「また次の試合に全てをかけて勝利する」と話す目の奥には、闘志の炎が燃えていた。【保坂果那】

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