
<イースタン・リーグ:日本ハム4-1DeNA>◇28日◇鎌ケ谷
日本ハム新庄剛志監督(53)が、イースタン・リーグ初アーチを放ったドラフト1位の柴田獅子(れお)投手(19)の打撃を絶賛した。
柴田は「7番DH」でスタメン出場。第2打席でDeNAの左腕庄司から右翼フェンス直撃の二塁打を放つと、1-0の6回2死一、二塁で最多セーブ2度を誇る山崎の142キロカットボールを、腕をたたみながら右翼席へ運んだ。これが同リーグ第1号の本塁打となった。
新庄監督は自身のインスタグラムで「柴田くん やっと本来の姿が顔を出し始めました このインハイの強いまっすぐ(カットボール)をうまく肘をたたみホームランにするとは 凄いしホント 楽しみ NICE home run 早くこっち(1軍で)見たいものだ」と絶賛した。
柴田は福岡大大濠からドラフト1位で入団。昨秋のドラフト会議では、ソフトバンクとの競合の末、新庄剛志監督(53)が交渉権を引き当てた。投打で才能あふれる逸材として、イースタン・リーグでは投手と野手で出場を続けている。投げては最速151キロの直球を武器に、7試合に登板して0勝0敗、防御率0・93、9回2/3で12奪三振を記録している。
新庄監督は柴田の打撃に、かねて太鼓判を押していた。ドラフト会議で交渉権を引き当てた直後には「バットの軌道が(ドジャース)大谷選手にそっくり」と評価。2月4日に沖縄・国頭村へ2軍キャンプを視察した際には、室内練習場で柴田の約20スイングを見届け、「2球打った時点でOKぐらいの打撃フォーム。最初は詰まるのは間違いないけど、今のフォームを崩さなければ、だんだん慣れていく。全然問題ない」と話していた。