
<ナッシュビル-アイオワ>◇20日(日本時間21日)◇テネシー州ナッシュビル
左太もも裏の張りで負傷者リスト(IL)入りしているカブス今永昇太投手(31)が、傘下3Aアイオワのナッシュビル戦で3度目のリハビリ登板を行い、4回1/3を2安打無失点、8奪三振と好投した。
1回の先頭、左打ちのミッチェルにはファウルで8球目まで粘られたが最後はチェンジアップで空振り三振を奪い、初回は2奪三振を含む3者凡退と順調な立ち上がりだった。3回は四球と単打で1死一、二塁としたが、後続を2者連続で見逃しの3球三振に退けた。4回は先頭にいきなり二塁打を浴びたが、後続を2者連続で三振に切って取り、4人目の打者を2球目のシンカーで左飛に仕留めた。
5回の先頭打者から見逃し三振を奪ったところで、4回1/3で72球で降板。2安打無失点、2四球8奪三振だった。マイナーでのリハビリ登板は傘下ルーキーリーグで2度、傘下3Aではこれが初めてで、3試合で計10回1/3を無失点と完璧な結果となった。
この日の登板試合はシカゴの専門テレビ局「マーキースポーツ」でネット配信される注目度の高さとなり、現地メディアによると敵地での登板だったが球場には多数のカブスファンが詰めかけ、降板する際にはスタンディングオベーションを受けたという。