
<とっておきメモ>
<日本生命セ・パ交流戦:巨人1-4日本ハム>◇19日◇東京ドーム
あと2人-。日本ハム北山亘基投手(26)が「日本生命セ・パ交流戦」巨人戦の9回1死でソロ本塁打を浴び、惜しくもノーヒットノーランを逃した。ドラフト8位入団で、新庄剛志監督(53)が就任した22年に新人ながら開幕投手を務めた現体制の象徴的投手。快記録こそ逃したが、昨季セ・リーグ覇者を相手に、9回1安打1失点の快投で5勝目を挙げ、成長ぶりと存在感をアピールした。
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知識が豊富な勉強家で、とことん追究できる北山の愛称は「教授」。今季は睡眠を“研究”している。「ちゃんと寝て、心も体も元気な状態だと練習の内容もよくなる。そこは最近、しっかりやっています」。運動量や心拍変動を測れる機器を利用。「それを見て必要な睡眠時間が出るんで、それを参考に。『10時間ぐらい寝てください』みたいな時もある」と参考にしているという。
最近は寝る前にブルーライトをカットするメガネを装着する。「そういうのも結構、入眠に関わってくるんで」。枕は使用していない。「立ち姿勢に近い寝方をしたいんで、やるとしても首にバスタオルを巻いて首のカーブのところに置くぐらいです」。全てはマウンドで、いいパフォーマンスをするために逆算して行う準備だ。この日はあと2死で逃した大記録も、何事も追究できる「教授」なら、いつか大きな成果として残せるはずだ。【日本ハム担当=木下大輔】