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B-net/yamagataが初戦突破、三浦泰志7回107球「出来過ぎ」都市対抗2次予選東北大会


19日に宮城・石巻市民球場で行われた都市対抗第2次予選東北大会で、B-net/yamagata(山形市)がJR秋田を10-8で下し初戦を突破しました。特筆すべきは、チーム最年長である三浦泰志投手(36)が2回から107球を投げ抜き、勝利投手となったことです。彼は、普段仕事で練習に参加できず、ほぼぶっつけ本番での登板でしたが、打線の援護もあって見事勝利を収めました。休部前にプレーしていたきらやか銀行での最後の試合も同球場でのもので、特別な思い出の地であると語っています。彼は、かつてのチームメートに再び元気な姿を見せられることに喜びを感じており、「野球を続けられる限り続けたい」と情熱を述べています。

JR秋田対B-net/yamagata 力投したB-net/yamagata・三浦(撮影・木村有優)

<都市対抗第2次予選東北大会:B-net/yamagata10-8JR秋田>◇19日◇第1代表1回戦◇宮城・石巻市民球場

クラブチームのB-net/yamagata(山形市)が、初戦を突破した。4-4の2回から2番手で登板したチーム最年長、三浦泰志投手(36=仙台大)が107球の熱投。打線の援護も受けて、7回4失点で勝ち投手となった。仕事で練習に参加できず、ほぼぶっつけ本番でマウンドへ。流れを呼び戻す好救援で、チームを勝利へ導いた。「失点はしましたが、出来過ぎなくらいです」と振り返った。

思い入れのあるマウンドに、3年ぶりに帰ってきた。22年に無期限休部となった、きらやか銀行で11年間プレー。休部前、最後のマウンドも宮城・石巻市民球場だった。同年の日本選手権東北最終予選の初戦で、TDK相手に5回1失点。チームも1-3で敗れ、幕が下りた。「特別な思いがありました」と球場到着と同時に、きらやか銀行でのラストゲームがよみがえった。「別のチームになりましたが、またこのマウンドに立てて本当に幸せです」と、実感を込めた。

同チームはきらやか銀行のメンバーが中心となり、23年1月に発足。休部が決まった当時、34歳だった三浦は他企業チームへの移籍も考えた。だが、出した答えは立ち上げメンバーの1人になることだった。「実力もですけど、年齢を考えたときにいったん、区切りをつけて、あらたな道で頑張ろうと思いました」と決め手を語った。

何歳になっても野球への思いは変わらない。「できる限り、野球は続けていきたいです」と話す。東北内の企業チームに移籍した元チームメート、TDK小島康明(32)やJR東日本東北・武田龍成(27)の存在は今でも大きい。昨年の都市対抗野球大会では、JR東日本東北が初の準優勝。補強選手の小島が快進撃に貢献した。

負けてはいられない。「こうやってクラブチームで頑張っている姿を元チームメートにも知ってもらいたいですし、『あのおっさん、まだ投げてるよ』くらいに思われたいです」と笑顔で口にした。野球人生は、まだまだ続いていく。【木村有優】

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