
オンラインカジノで賭博をしたとして、埼玉県警が西武外崎修汰内野手(31)ら5人を書類送検したことが19日、明らかになった。他4人は柘植世那捕手(28)児玉亮涼内野手(26)長谷川信哉外野手(23)の3選手と男性職員1人。同県警はこれまで任意で事情を聴き、スマートフォンなどの捜査を進めてきた。
球団も自主申告の呼びかけを行い、5人について埼玉県警に相談してきたことを明らかにした。球団はこの日「球団としてオンラインカジノが賭博に該当することを十分に周知できなかったことを深く反省し、ファンの皆さま、全ての関係者の皆さまに心よりおわび申し上げます」と謝罪。「本人らは興味本位で利用してしまったことを深く反省しており、球団が科した制裁金の支払いも異議なく受け入れております」と現況も説明した。
球団としては「こうした率直な申告に至った本人たちの真摯(しんし)な姿勢も踏まえつつ、今後の当局の判断を注視し、その結果をもとに適切な対応を行ってまいります」とし、出場停止などの処分は行わなかった。該当者個人のコメントはないものの外崎、長谷川ともに19日はDeNA戦(横浜)にスタメン出場し、長谷川は6回に先制5号ソロを放った。児玉は途中で代走から出場した。2軍調整中の柘植もこの日、正午前から開始の2軍練習で汗を流した。
プロ野球界のオンラインカジノ問題を巡っては、ペナントレース開幕までに8球団計16人の関与が判明し、所属球団から制裁金が科されている。