
<ロイヤルズ3-6ヤンキース>◇11日(日本時間12日)◇カウフマンスタジアム
大リーグ評論家のAKI猪瀬氏(56)が「SPOTV NOW」で、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)の25号ソロを分析した。
ジャッジは「3番右翼」で出場し、5-0の7回先頭で迎えた第4打席。カウント1-2から3番手右腕クルーズの99.0マイル(約159.3キロ)のフォーシームを捉え、右中間スタンドに運んだ。3戦連発となり、これでア・リーグ本塁打トップのマリナーズのローリーに1本差に迫った。
この日は4打数1安打で、打率は3割9分4厘、25本塁打、59打点、OPS(出塁率+長打率)は1.269とした。ジャッジは6月に入ってから6試合ノーアーチだったが、8日のレッドソックス戦で2本塁打を放ち、前日のロイヤルズ戦では特大の飛距離469フィート(約143メートル)の24号2ランを放っていた。
メジャー通算430号となる1発に、AKI猪瀬氏は「すごいですよね。文句のつけようがないですよね。打率が4割近いところをずっと維持してますからね」と驚きの声を上げた。さらに「(試合前時点で)チームが65試合を消化した時点で、24本のホームランを打ち、3割9分6厘近くの打率を維持しているのはメジャー史上初ですからね」と驚異の打撃成績を説明した。
また、ジャッジの打撃フォームの変化にも言及。「ちょっとオープンスタンスを狭めて、両肘の上げ方も下げている。バッティングフォームを微調整して(今季に)入ってきたのは、ホームパワーを残しつつ打率をもうちょっと欲しいんだろうなというイメージだった。その思惑どおりのハイアベレージ、思惑を超えてますよね」と解説した。