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【天皇杯】川崎Fエースお目覚め山田新約2カ月半ぶりゴール「苦しい時期だった」


川崎フロンターレは天皇杯2回戦でJ3福島ユナイテッドFCに対して4-3で勝利し、3回戦進出を決めた。FW山田新が公式戦約2ヶ月半ぶりにゴールを含む2得点の活躍を見せた。この試合で山田はゴール前での感覚を取り戻し、逆転に貢献。昨年リーグ戦では19得点を挙げた山田だが、今季はエースとして期待されながらも結果が出ず、苦悩の日々を過ごしていた。しかし、チームとスタッフのサポートを受けながら努力を続けたことで、この試合で復活を果たした。長谷部監督も山田の復調に期待を寄せ、山田自身もゴールを決め続けることの重要性を認識している。

川崎F山田新(2024年12月撮影)

<天皇杯:川崎F4-3福島>◇2回戦◇11日◇U等々力

川崎フロンターレが、23年までコーチを務めた寺田周平監督が率いるJ3福島ユナイテッドFCに4-3で逆転勝ちを収め、3回戦に駒を進めた。

FW山田新(25)が3月29日のJ1第7節FC東京戦以来約2カ月半ぶり公式戦でゴールを含む2得点の活躍でチームを勝利に導いた。

眠れるエースがついに目覚めた。0-1の同29分、敵陣でボールを奪い返すと、MF橘田健人が左がクロス。ゴール前に詰めた山田が決めて追いついた。今季はここまでわずか2得点。待望のゴールに「やっと取れたという思いとなんか本当に久しぶりのゴールだったので、なんかいろんな感情はありました」。

後半6分にはカウンターでMFマルシーニョが左サイドを突破すると、中にいた山田が押し込んで2点目。逆転に成功した。「1点目取ったことで、あそこのゴール前のところで、感覚的にできるようになったと思うし、落ち着いてもいたし、なんかリラックスもしていたし、考えることなく感覚で行けた気はします」と嗅覚が完全によみがえった。

昨年リーグ戦19得点とブレークした。今季はエースとしてより一層の活躍が期待されたが、結果が出せなかった。「(人生で)こんなに取れなかったことはない。苦しい時期だった」。ストライカーたるもの、ゴールをとってなんぼ。「ゴール取れないと、FW的には他のところもうまくいかなくなる」と負のスパイラルに陥った。

徐々に自信も失い、メンタル面で難しい時期を過ごした。チームはこの間、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で準優勝を経験。自身は8強以上のファイナルズで無得点に終わり、躍進に貢献できなかった。思いをめぐらせ、やや言葉に詰まりながら苦悩を語った。

「チームも今(リーグ戦)7位とかで、自分が決めていれば勝ってる試合が多かったので、自分へのふがいなさだったり、チームへの申し訳なさだったり。ゴールに対して貪欲に向き合えていないわけじゃないけど、自信もそうだし、いろんな面で沈んでいる部分はあったので。それでもチームメートもスタッフもサポートしてくれていた。これからが大事だと思います」

周囲の助けも借りながら、愚直にトレーニングをやり続けた。大黒将志コーチ、長谷部茂利監督、長橋康弘コーチ、その他のスタッフからもさまざまな角度で支えられた。だからこそ、いろいろな感情が入り交じった得点となった。

山田を信じて起用し続けた長谷部監督からも「待っていました。相手が、大会がどうであれ、公式戦で2得点するのは非常に難しい。ここから昨年のように持っている力を発揮してゴールを重ねてほしい」と期待を寄せられた。

副主将の立場でもある山田は自身がゴールを奪うことの意味を十分に理解している。「自分が決めることでチームにすごくいい影響を与えると思う。また取り続けたいなと思います。取り続けないと意味がないかなと思います」。リーグ戦でも量産体勢に入る。【佐藤成】

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