
<天皇杯:C大阪5-0和歌山>◇2回戦◇11日◇ヨドコウ
セレッソ大阪がアルテリーヴォ和歌山(関西1部)に快勝し、初戦の2回戦を突破した。
7月16日の3回戦では、J2徳島ヴォルティスとの対戦が決まった。
6バックで完全な守備重視の和歌山に、C大阪はほぼ敵陣での戦いに集中。
前半はFW古山が奪ったPKを、FWブエノが決めて先制。
後半にはMFチアゴ・アンドラーデが快足を生かしての個人技で追加点を挙げ、FWハットン、DF登里、古山のダメ押し点も生まれた。
川崎Fから加入2年目の登里は、移籍後公式戦初ゴールになった。
後半途中までは決定力に欠けたC大阪だが、終盤は攻撃のギアを上げ、J1から数えて5部相当の相手を寄せ付けなかった。
アーサー・パパス監督(45)は「絶対に勝たないといけない試合だった。簡単な試合はない。和歌山も6バックで臨んできて、簡単に攻撃できなかった。その中で5-0は評価したい」とコメント。
8日のルヴァン杯では横浜FCと120分を戦い、0-4で惨敗。2試合合計4-5という歴史的大逆転負けを喫したばかり。
中2日で天皇杯初戦を迎えた指揮官は「日曜日に120分の試合をした中で、選手はよくはい上がり、その精神力は評価したい」と付け加えた。
この日、途中出場のハットンは約25分のプレーでベンチに退いた。体のどこかに違和感があり、大事を取った交代策だったという。
C大阪は今夏、FW北野がザルツブルクへ完全移籍し、MF阪田、上門らが故障離脱しており、非常に厳しい台所事情になっている。それでも中2日で迎える14日、敵地でFC東京とのリーグ再開戦に臨む。
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