
日本代表森保一監督(56)が、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会開幕1年前の11日、京都市・漢字ミュージアムで行われた日本サッカー協会(JFA)と日本漢字能力検定協会による「全力蹴球プロジェクト」発表会に出席した。
6-0で大勝した最終予選インドネシア戦から一夜明け、「みなさんの応援のおかげで勝利をすることができ、最終戦を締めくくりました」と穏やかな表情で振り返った。最終予選を7勝2分け1敗と圧倒的な強さで駆け抜けた。
優勝を掲げるW杯開幕まで今日11日で1年。最終予選突破を早々に決めるなど、順調な仕上がりを見せている。「さらに積み上げて1年後のW杯に良い結果を出せるように頑張っていきたい」と心境を明かした。
イベントでは「決意の漢字」として「和」を書き込んでいた。「W杯は勝利を目指すために戦う場所だと思いますが、同時に日本の文化や価値観を表現するところだと思っている」と持論を展開。「大和魂をもってW杯の舞台に立つ」「和をもって貴しとなす」「和して同ぜず」といった思いを込めた。
同プロジェクトでは、日本漢字能力検定協会とJFAがコラボし、漢字の振興を通じて、スポーツと学びの楽しさや喜びを伝えていく。特別展示ブースの設置や漢字検定プリントの作成など、W杯本大会までの1年間で複数の企画を展開する。イベントには「漢字芸人」として知られるオジンオズボーン篠宮暁(42)も出席した。