
<日本生命セ・パ交流戦:西武-阪神>◇10日◇ベルーナドーム
元西武監督の伊東勤氏(62)が、足攻めに苦しむ西武隅田知一郎投手(25)の「クセ」を分析した。
伊東氏はラジオ「文化放送 ライオンズナイター」で解説。隅田は初回から盗塁を幾度となく仕掛けられ、7回までに5度の盗塁を企画された。そのうち4度を決められ、7回まで2失点。伊東氏は「(阪神は)完全にフォームが分かっている。ここから見ていてもね、ホームに投げそうな時の違いがわかるくらいだから、走者は完全に頭に入っていますね」と解説した。具体的な箇所についても言及し、「単純に言うとグラブですよね。グラブの動きが(違う)」と分析した。
阪神は1回に近本が三盗、2回に熊谷が二盗、3回に佐藤輝が二盗、4回に近本がこの日2度目の二盗に成功した。
対戦相手は異なるが、西武は7日の広島戦(マツダスタジアム)でも、今井達也投手(27)が4度盗塁を企画され、3度の成功を許すなどで5失点を喫した。