
東京ヴェルディは9日、DF千田海人(30)が鹿島アントラーズに完全移籍すると発表した。
ブラウブリッツ秋田を経て23年から当時J2の東京Vに加入。J3から始まり、プロ8年目にしてJ1のピッチにたどりついた苦労人だった。今季も3バックの真ん中で定位置をつかんでいたが、負傷もあって8試合にとどまっていた。
千田はクラブを通じて次の通りコメントした。
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この度鹿島アントラーズへ移籍することを決めました。
移籍を決めた理由としては、J3からキャリアをスタートさせて今年で9年目。31歳になりました。残されたサッカー人生で、鹿島アントラーズでJ1優勝に向けて戦うこと、そしてアジアの舞台で戦えるチャンスを自分に与えていただいたのなら、自分はそれに挑戦したいと思ったからです。
僕はヴェルディが大好きですし、シーズン途中でクラブを離れることに対して複雑な思いがありました。
応援してくださった皆様にもがっかりさせてしまったかもしれません。申し訳ありません。
全ての方に応援していただける選択だとは思いませんが、今回は自分の選択に責任と自信を持って挑戦していきたいと思います。
この2年半、クラブと自分と共に戦い、成長してきてくださった東京ヴェルディに関わる全ての皆様に感謝
しています。
ヴェルディのことも応援していますし、僕も負けないように新天地で更に成長できるよう頑張ります。
ありがとうございました。」