
<日本生命セ・パ交流戦:DeNA4-7日本ハム>◇7日◇横浜
昨季交流戦MVPの日本ハム水谷瞬外野手(24)が、今季の交流戦初打点を挙げた。DeNA戦(横浜)に2試合続けて「1番左翼」で出場し、1点リードの2回2死二塁で、内角の142キロツーシームを右前に運んだ。「序盤で何点あってもいいと思いますし、2アウトからしぶとくつないだチャンスだったので、何とか1本打てるように食らいつきました」と納得の一打だった。
マウンドにいたのは、プロ初本塁打を放ったときの相手・大貫だった。昨年6月2日、エスコンフィールドの左中間席に飛び込むメモリアル弾。実はその前の打席の打球も、オーバーフェンスを示す青ラインを越えてグラウンドに戻ったが、審判を含めて視認できずに二塁打になっていた。当時「打ち直した方がかっこいい。話のネタにはなったので良かった」と笑っていた水谷だが、“幻の1試合2発”を浴びせた好相性をこの日も示して見せた。
4割3分8厘の交流戦歴代最高打率を残してから約1年。新庄監督は「彼が乗ってきてくれたらね、去年を思い出す。ああいう1本の、あの1点はでかかったですね」。再びトップギアに上がることを期待した。