
<日本生命セ・パ交流戦:中日3-2ロッテ>◇6日◇バンテリンドーム
中日の代打の切り札ブライト健太外野手(26)が同点の6回に登場し、決勝打となる右前適時打を放った。
6回に先発大野雄大投手(36)が同点に追いつかれたが、その裏2死一、二塁でロッテ左腕坂本の外角147キロを逆らわず右へ運んだ。それまで内角を攻められていたが「強く振れた結果。(内角は)あまり意識せず甘い球を待っていた」。
この日は博多から名古屋への移動ゲーム。前日、宿舎で野球用具などの荷物を球団のトラックに預けるのを忘れ寝てしまった。「朝起きて…パニックです。キャリーケースと野球のでかいバッグとグラブケースとリュック」と、大荷物を抱え新幹線で移動してきた。「恥ずかしかったですね。(出し忘れは)さすがに初めて。(駅のホームでも)目立ったと思う。(新幹線の荷棚を占領し)申し訳なかった」と平謝りだった。
お立ち台にはルーキー時代から世話になる大野雄大投手(36)と2人であがった。「大野さんが投げている時に打ててよかった」と喜んだ。大野からは「お前は亀だからしっかり地道に1個ずつ積み上げてやっていけばいいんじゃない」と言われ支えとなった。
代打での打率は3割6分8厘と勝負強さを今季は発揮している。