
<日本生命セ・パ交流戦:オリックス4-3広島>◇5日◇京セラドーム大阪
広島は今季初登板のアドゥワ誠投手(26)が5回7安打4失点で降板した。
アドゥワは初回2死満塁から、杉沢に2点適時打を許した。一度は逆転に成功したが、3-2で迎えた5回、西川の犠飛と頓宮の適時二塁打を許して2失点。リードを守り切れなかった。
内野手登録のドラフト1位佐々木泰内野手(25)が1軍戦では初めて中堅でスタメン出場。中堅の守備でも適応力を発揮した。打っても2安打、走塁でもプロ初盗塁を含む2盗塁を決めた。
終盤、再三チャンスを作ったが、接戦を落としてチームは連敗。ついに貯金がなくなった。
試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-チャンスを作りながら、あと1本が…
新井監督 そうやね、いいところまでいっているので、あともうひと押しだと思います。
-打線の状態は上向き
新井監督 徐々に上がってきていると思います。
-7回先頭・羽月が出塁。小園の状態を踏まえて強攻策に
新井監督 もちろん、もちろん。あそこは小園からクリーンアップ、そこで一気にいくぞと。ビジターというのもあるし、まずは同点とかじゃなしに。小園でクリーンアップにつながっていくから、あそこは一気にいくぞという形かな。
-山岡投手に代わって末包、坂倉が三振
新井監督 あそこはね、向こうのベンチも空振り三振を取るために山岡くんにスイッチしているわけだしね。追い込まれたら、なかなか厳しい中でスエも2球目のスライダーかな。ファウルになった。ああいう場面になったら(甘い球は)来ても1球あるかないか、ぐらいだからね。また、そういうのを成長につなげてもらいたい。
-佐々木が初の中堅スタメン。今後の選択肢は
新井監督 基本的にはサードでと考えているけど、彼は試合に出て試合の中で成長していかないといけない選手なので。いろいろなケース、起用は考えている。ただ、基本線はサードで考えている。
-アドゥワの投球は
新井監督 粘り強く投げていたと思う。ただ、打たれた球は高く入っている。今季初ということで緊張もあったと思う。また次に期待してます。
-2軍でドミンゲスが先発。そことの兼ね合いか
新井監督 そこはまだ今から考えていく。投手コーチとも話し合いながら考えていきたい。
-佐々木が2盗塁
新井監督 いいんじゃないの、センターもこちらの予想以上にこなしていたと思うし。ヒットも良かったと思う。