
米大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは4日、ストライク判定におけるチャレンジ制の自動判定システム(ABS)を来季から導入するよう、試合運営委員会に提案する方針であると発表した。
米専門メディア「ジ・アスレチック」が伝えた。同委員会は選手代表、審判を含む11人だが、機構側が過半数を占めている。
「ロボット審判」とも呼ばれるABSは、マイナーやメジャーの今季オープン戦の一部で試験的に導入された。球審によるストライク、ボールの判定は、これまで通り行うが、微妙な判定に対し各球団はチャレンジ可能。ABSで再度判定される。チームは2度失敗するまで、何度でもチャレンジが可能となる。
同コミッショナーはMLB本部で「各球団はABS導入に非常に前向きだと思う」と話した。今年のキャンプでABSが利用された場合、52・2%がチャレンジに成功していた。